マシュマロ・テストのやり方と評価方法!4歳前の我が子の結果は…【体験談】

あと1ヶ月くらいで4歳を迎える長女。4歳位になったらずーっとやってみたかったことがある。
マシュマロテスト(マシュマロ実験)だ。

マシュマロテストとは

ミシェルとエッベ・B・エッベセン(Ebbe B. Ebbesen)によって1970年に行わた、幼児期における自制心やセルフコントロール能力の発達を調査するテストのこと。
マシュマロチャレンジとは別物

マシュマロ・テストの理論(論文内容)

前提

将来のより大きな成果のために、自己の衝動や感情をコントロールし、目先の欲求を辛抱する(Delayed gratification)能力(=自制心)が高いと、人間社会において成功しやすいということが既に立証されている。

仮説

1個目のマシュマロをすぐに食べずに我慢する(=目先の欲求を辛抱する)と、2個目のマシュマロが貰える(=将来のより大きな成果を得る)テストをクリアする子供は自己の衝動や感情をコントロールする能力が高く、人間社会において成功するのではないか?

調査方法

4歳時点でマシュマロ・テストをクリアする子とクリアしない子を追跡調査し、大学進学適性試験(SAT)の成績を比較する

結果

4歳時点でマシュマロ・テストをクリアした子どもたちのほうがSATの成績が優位に良かった。 

考察(推測)

4歳時点でマシュマロ・テストをクリアする子供は人生に成功する? (占いみたいなもんだ)


2個目のマシュマロをゲットするのはペーパーでは3人に1人くらい(33%が成功)
SATの成績とマシュマロ・テストは、幼児期IQよりも強く相関するらしい。
↓詳しくは本に書いてある。

マシュマロ・テストのやり方

周辺環境準備

机と椅子。静かで小綺麗な部屋。遊ぶ玩具がないこと。おもちゃで遊んで待つのはNG
TVや兄弟などで気が散らないこと。音楽もNG
※他のブログや体験談で折り紙して待っていたとか、紙で隠したとか、テレビ見て待てたとか、書いてあるけど、それ、待ててませんよ!! テストのやり方間違ってます。

本人環境

空腹でも満腹でもない状態。感情面でもニュートラルな状態がよし。

必要なもの

お皿にのせたマシュマロ1個とご褒美マシュマロ1個(計2個)
他のお菓子に替えてもOK

やり方

  1. 机の上にはお皿を置き、マシュマロを一個のせる。
  2. 子供に、椅子に座るよう言う。
  3. 「ちょっと用がある。それはあげるけど、私が戻ってくるまで20分間(or15分間)、食べるのを我慢してたら、マシュマロをもうひとつあげる。私がいない間にそれを食べたら、ふたつ目はなし」と言って部屋を出る。
  4. 観察する
どうやって20分耐えるのか、耐えられるのか、興味津々だったのだが、なかなか環境が整わず、やっと実験が実現した。
論文では何歳で実施しているかみてみると、4~5歳、日本でいう年中さんでやっているようなので少し、いや、かなり早い気もするけれど …
ちなみに、マシュマロは、長女の好物で、曽祖母が1袋まるまる与えてしまったことがあるが、10分以内には完食していた。。。(。-ω-)

マシュマロ・テストの実際

7時台にご飯を食べて、8時半から風呂場で30分水遊びし、適度に疲れている状態。
空腹でも満腹でもなく、下の子が朝寝したので、9時40分から10時の時報がなるまでの20分間に実施。
お皿にのったマシュマロを見ただけで大興奮の長女(゚∀゚)!!

「ちょっと洗濯物干してくる。それはあげるけど、お母さんが戻ってくるまで20分間、食べるのを我慢してたら、マシュマロをもうひとつあげる。20分したら時計がなるからね。時計がなる前にマシュマロを食べたら、ふたつ目はなしよ」と言い、実験スタート。

長女は趣旨を理解したようで、「時計がなるまで食べなかったら2個になるの?じゃぁまだ食べない」と宣言し、大人しく椅子に座ってマシュマロを眺めていた。
私は別室で洗濯物干ししながらチラ見。

3分ほどでマシュマロを眺めるのに飽きてきて、「お山みたいな形だなー、鳥さんみたいな形になるかなー、いいにおーい」と独り言を言い始めた。
で、触ってるのかと思って見たけど、ただ眺めていた。

その後は足をぶらぶらさせたり、「小川にマシュマロありましたー、あとからあとから降ってきて~」とマシュマロの替え歌を歌ったりしていたのだが、10分を過ぎると飽きてきて、椅子から降りて床でヨガを始めてしまった…ヨガマットも何も無しで片足立ちしてポーズとったりたまに歌うたったり。
あまりにも静かすぎて、マシュマロ・テストしてることも私は忘れかけてたι(´Д`υ)

10時の時報が鳴って、「お母さん、時計鳴ったよ~」と長女が言って、思いだした。。ダメ母。。

まさかの斜め上をいく展開に…

「これで2個になったね、よく待てたねぇ」と褒め、ご褒美マシュマロを1個お皿に入れたのだが、ペロッと食べるのかと横に座って見ていたら、
「はんぶんこしよー、はい、これ、お母さんの」と、1個渡された(  Д ) ゚ ゚
「え、いいの?ありがとう」と、受け取りながら、試すようなことしてごめん、と内心穏やかではなかった。

さらに斜め上をいく(後日談)

そして、長女はこの「遊び」が気に入ってしまい、翌日おやつに小さいゼリー1個出したら、
それで、あと20分待ったら、もう1個出てくんの?あと20分したら何時?」と(  Д ) ゚ ゚
セルフコントロール能力を自ら高めていくつもりなのか、待てば増えるシステムのお得感に気付いたのか。
むしろ、どれくらいまで待てるのか気になってしまう理系の母であった。

あと3年後くらいに次女にもやってみようと覚書。
おしまい。