【型紙不要】1歳と4歳の長袖スモック*パジャマを手作り【90*100サイズ/型紙なし/直線裁ち/直線縫い】

1歳(80-90)4歳(100)のスモックパジャマを縫ったので備忘録
そろそろ100サイズの 松並木のガーゼパジャマがぴったりを通り過ぎてきた長女。
小さいわけでは無いけれど、寝相が悪いとお腹が出てしまう…
ガーゼ生地のチュニック風パジャマを探したけれど、キッズサイズはなかなか売ってない。
かといって、もう一度110サイズを買い直すかと言われると、値段が値段だけに躊躇してしまい、 パジャマの無料型紙を探すことに。
でも、ボタン付けが面倒だし、型紙も複雑で、無駄になる布も多そうで、ますます躊躇。

型紙なしの和裁で…と思ったけれど、甚平とか半袖ばかり…
発想を変えて、ボタンとか無くして、チュニックやスモックブラウスでいいんじゃない?と。
クレヨンを使いだした1歳児にスモックを作りたいと思ってたから、2着一気に仕上げることに。

ただ、ズボラな私はあまり布が出るのとか、チャコペンで細々印をつけるのとか苦手なんです。
なるべく余り布なしで、型紙なしで、切る回数も縫う回数も少なくしたい!!

市販の子供服の本や幼児スモックのフリーの型紙とにらめっこして、超簡単に作る方法を考えました。
クレヨンで汚すし、パジャマだし、着れたらいいんです。
冬のトレーナーの上でも着れるように大きめサイズにしました。

型紙なし一枚布でガーゼスモック

材料

  1. ダブルガーゼ(必要サイズは下に記載)
  2. 平ゴム
  3. バイアステープ(あれば)

超簡単スモックの作り方

1.布を裁つ

2.袖となる部分を縫う

切れ目を入れた部分の上側を半分におり、切れ目部分まで縫います。
今回は袋縫いのため中表ではなく中側が裏で縫い進めています。

3.胴体部分(縦)をくっつけて縫う

胴体部分の布の左右の端を縫ってくっつけます。
胸元の切替部分があいていますが、なんとなく服っぽい?

4.胴体部分(横)をくっつけて縫う

胴体前側の布が後ろより長く、少し余るので、中央でタックを寄せます。
男の子だったら脇部分にタックを寄せて調整したほうがいいかも。

5.頭を入れるところを切り取る

中央から左右に各10センチ、前側5cm、後ろ2cm(90サイズの場合)で印をつけ、フリーハンドで滑らかにつなぎます。
切り取るとかなり服っぽい。あともう少し。

6.首元(裏)にバイアステープを縫い付ける

今回は切り取った首部分の余り布をバイアステープの代わりにしました。
市販のバイアステープだとささっと出来そう。平ゴムを通す部分を縫わずに開けておくのをお忘れなく。

7.バイアステープ部分に平ゴムを通す

8.袖部分を三つ折りに縫って平ゴムを通す

袖部分が少し長過ぎるな~というときは、三つ折り部分の幅を太めにとれば微調整出来ます。
ゴムで絞るので長くてもあまり問題ないかとは思いますが…

9.裾部分を三つ折りで縫う

完成

あとで知ったのですが、こういう一枚布で服を作る方法は1枚裁ちと呼ばれるようです。
首元に入れるゴムをゆるめにすると、袖が長くなります。
103cm16kgの4歳児には今、袖がちょうどの長さなので、次の夏には7部袖として着てもらおうと思います。トレーナー等の上にも着れるように幅はたっぷりとったので、110cmサイズ7部袖としてもまだまだ使えそう(*´∀`*)
追記:子供が2歳、5歳になりましたが、肌触りが良いためか、真夏以外まだ着ています。
    1歳、4歳の頃はスモックとして服の上に着ていましたが、今は、パジャマとして1枚で着て、その上からスリーパーを着せたりしています。

布の選び方のせいで、赤ちゃんが着ても何となく園児風?
背中側に一切切り替えがないのでそのまま昼寝しても安心です。
一人目の時はとにかく早く赤ちゃんじゃなくなって欲しい、スタイリッシュな格好をさせたい!と思っていたのですが、二人目だと子供らしい格好も可愛いもんだなぁ~と思えるようになりました。
幼稚園や保育園でも、手作りのスモックが必要な園もあるみたいなので、縫い方参考になれば(^o^)

必要な布の長さは追記しました↓
無料型紙なしで簡単!スモックの作り方80-90【1歳2歳】

100、110サイズに必要な布は下記の通りです。縫い代不要で裁断して下さい。
100サイズは袖口を三つ折りにしてゴムを通すと、ちょうどいい感じの袖の長さになります。
110サイズは袖口を三つ折りにして縫い、ゴムを通すと七分袖になります。
布の耳の部分を利用すると普通の長袖の長さになります。
布幅が105cmなのは、110cm幅のガーゼを水通しし、アイロンで目地直しをするとそれくらいに縮んだからです。あまり縮まなかった場合には、袖部分の長さは変えず、胴体部分を増やして下さい。

ガーゼ生地の袋縫い

袋縫いってなんだーって方のためにちょこと説明。

袋縫いは体に直接当たる衣類(肌着)などに使用する、縫い目や布の端が身体に当たらないようにする縫い方。
赤ちゃんや子供の衣類に使われることが多いです。

袋縫いの方法 

1.柄のある表側を外側(見える側)にして、生地の裏どうしをくっつけて縫う

 2.裏返して1.で縫った部分を挟み込むように縫う

3.表側にひっくり返す

1で縫った部分が挟み込まれて見えなくなってます。裏側の肌当たりも優しく、断端処理が雑でもわかりにくく、オススメの縫い方です。