タッチペン付英語ずかん、えいごじてん10種を比較してみた

アルク、旺文社、ベネッセ、ディズニーなど、各社の音声ペン付英語絵じてん、英語絵本、ずかんとえいごじてんのメリットデメリットを比べてみました。
誕生日やクリスマスのプレゼントとして、早期教育として、英語教育として、タッチペンで読み上げるタイプの英語教材を買おうとしている方は多くなってきたのではないでしょうか。
各社を比較したので、年齢別のオススメや選び方を書いておきます。

販売時期に注意して選ぼう!

音声タッチペンは日々進歩しています。レビューや口コミも大切ですが、なるべく発売年数が新しいものを買うほうがペンの感度がよく、ストレス無く使えると思います。私が子育てを始めた5年ほど前には、実用レベルではなかったタッチペンの性能もかなり上がってきているので、我が家もついに購入に踏み切りました。

年齢によって使いやすい教材が違う!

あなたは誰のためにタッチペン付英語教材を買いますか?
自分自身のため? 赤ちゃんのため? 2歳くらいの子のため?
小学生のため? 中学生の子のため? …

使う人によって、使いやすい教材と使いにくい教材があります!
購入前に色々比較したので各社、各商品のメリットデメリットを書いておきます。

0歳、1歳から使うなら丈夫で使いやすいものを!

0歳、1歳、2歳児が使用するには、ちょっとくらい乱暴な使い方をしても壊れない品質が必要です。1ページ1ページが分厚く、破れにくく、手を切ったりすることも無いもの、つるつるした加工になっていて、よだれがついた場所の特殊加工がとれてしまい、タッチペンが反応しなくなるリスクも低いものをオススメします。
0歳1歳は絵の部分を押すので、絵が大きく、文字だけでなく絵の部分を押しても音声が出る教材で、押す場所が分かりやすいもの、ごちゃごちゃしていないものがストレス無く使えます。

にほんごえいごおしゃべりことばのずかん

メリット
  • ページが分厚いので小さい子でも破らずに使える
  • 比較的よだれに強い
  • タッチペンが反応する角度が広い
  • 放置していてもスイッチが勝手にオフになる 
  • 日本語と英語が学べる
  • クイズがある
  • 英語風のカタカナ表記が無い
デメリット
  • 収録語数が少ない
  • タッチペンで日本語と英語の切り替えが必要(開始時は日本語モード)
  • スピーカーが上部でよだれ被害を受けやすい

はじめてのえいかいわえほん

メリット
  • ページが分厚いので小さい子でも破らずに使える
  • 比較的よだれに強い
  • タッチペンが反応する角度が広い
  • 放置していてもスイッチが勝手にオフになる
  • 歌、クイズがある
  • 英語風のカタカナ表記がない
デメリット
  • 収録語数が少ない
  • 英語のみ 
  • スピーカーが上部でよだれ被害を受けやすい

2歳児は少し細かくても使いこなせる?

にほんごえいごなまえずかん

メリット
  • 語彙数が少し多い(531語)
  • ペンで音が出るアルファベットポスター付
デメリット
  • 反応部分がペンマークの○印のみ(絵には反応しない)
  • 歌が1曲のみ
  • カタカナで英語風表記がしてある
  • タッチペンの反応がイマイチ
  • クイズが日本語のみ 
紙質が分厚くないのと、タッチペンが絵や文字ではなくペンマークにしか反応しないので、絵を押してしまう1歳児にはおすすめできません。
日本語がメインで英語は付属機能なつくりですが、言葉を覚えていく2歳にはちょうど良いです。

3歳4歳からは少し本格的なものを!

3歳4歳になると、多少紙が薄くても汚したり濡らしてダメにするリスクが低いので、語彙数が少し多めのものがオススメ。
英語風のカタカナ表記(tomato トゥメイトゥ みたいな)が無い方が、カタカナが読める年齢の子が日本語風英語を覚えてしまうリスクも低く、ペンに録音されている発音を忠実に真似れると思います。

ペンがおしゃべり! えいご絵じてん 500

メリット
  • 語彙数が多め(500語、100フレーズ)
  • タッチペンは絵と文字に反応する
  • 日本語・英語が入っている
  • 英語風のカタカナ表記がない
  • 音量ボタンがペン側にある
デメリット
  • 紙が薄い
  • 特殊加工が水に弱い
  • タッチペンの反応範囲が狭め(60~85度)

ペンがおしゃべり!小学えいご絵じてん800

メリット
  • 語彙数が多め(800語100フレーズ)
  • タッチペンは絵と文字に反応する
  • 日本語・英語が入っている
  • 英語風のカタカナ表記がない
  • 音量ボタンがペン側にある
デメリット
  • 紙が薄い
  • 特殊加工が水に弱い
  • タッチペンの反応範囲が狭め(60~85度)
  • 本が2冊に分かれているので、毎回本の初めのページをペンで読み取る必要がある
  • 歌はない
  • 500とくらべて絵が細かく押しにくい

スピードラーニング 子ども英会話

メリット
  • 語彙数が多め(1000フレーズ)
  • ペンに反応するシール108枚付
  • クイズあり(74問)
  • ペンにリプレイボタン・言語切替ボタン付
デメリット
  • シールを家具に貼る必要がある
スケルトンボディで異彩を放つスピードラーニングのタッチペン付教材は、ペンに反応する特殊加工のシール付!
家具などに貼って、シール部分をタッチすることで、本以外でも英語を楽しめます。
また、リプレイボタンがあるのも珍しい。
一方で、シールを家具や家電に貼る習慣をつけたくない、家財を汚したくない人には不向きです。

にほんごえいご ことば絵じてん

メリット
  • 語彙数が多い(2970語)
  • 日本語と英語モードあり
  • クイズ、うた、ゲームあり
デメリット
  • 辞書仕様なので名詞動詞の区別なくあいうえお順
  • 英語風のカタカナ表記あり
  • 紙質が薄い
他のタッチペン付教材と決定的に異なるのは、グループ別にまとめられていないこと。
関連性は全く関係なく、あいうえお順で並べられており、英和和英辞典仕様です。
3歳位までだと関連がないものが羅列されていると使いにくいと感じます。
逆に、4,5歳児だと、自分で辞書を引き調べ物をする習慣づくりになるかもしれません。

小学生以降ならコレ!

アルクの2000語えいご絵じてん

メリット
  • 語彙数が多い(2000語)
  • 音量ボタンがペン側にある
デメリット
  • タッチペンが反応する部分は文字(絵を押しても反応しない)
  • タッチペンの反応範囲が狭い
  • 紙が薄い

キャラモノのタッチペン付英語教材

キャラに飽きてしまったら使われなくなるリスクは高いですが、キャラで釣って英語を勉強させるのもアリですよね。

ディズニーイングリッシュ 音声学習ペン付

ペンはミッキーとプーさんの2種から選べます。
タッチペンはくもんのイーペンシルと同様に充電式です。
ディズニーの絵本などを追加し、読んでもらうことが出来ます。
しかし、ディズニーイングリッシュの日本での販売は2016年頃にライセンスが切れ、契約更新されなかったため、今後新商品が出ることも、故障時の手厚いサポートも期待できませんのでご注意ください。
※ディズニーイングリッシュはDWE(ディズニー英語システム)とは全く別物です。

アンパンマン にほんごえいご ことばずかん

赤ちゃん向けのおもちゃなので、よだれなどにもやや強い作りとなっています。
アンパンマンの時期は子どもによって違うので、何歳まで遊んでくれるかは未知ですが、食いつく時期だと熱中してくれそうです。

はじめてのえいかいわ絵本を2歳児と5歳児が使った結果…

結局我が家は「はじめてのえいかいわ絵本」を買いました。
理由は、下の子のよだれがひどいので、薄めの本だと特殊加工部分が濡れて反応しなくなり、使えなくなる可能性が高かったためです。
語彙数は少ないですが、ペンの感度が良く、ペンをある程度寝かしていても反応すること、英語しか入っていない(切り替えの必要がない)こと、放置していても自動でOFFになることが気に入っています。

1ヶ月後の変化

5歳児の変化

1週間ほど使用し、もともと興味があった単語(色)や挨拶などを理解し始めました。
2週間目から、聞くだけでなく発音もたまにするようになりました。
1ヶ月ほど途切れ途切れ使用し、ABCの歌やオリジナル曲など歌えるようになってました。
聞いて発音するという使い方はせず、興味のある所を押して、日本語と英語を関連付けているようです。
ひらがなが読めるので、一度日本語で理解してから英語を関連付けている感じがします。
耳で聞こえたとおりに話すので、日本語っぽい英語ではありません。
「アップル」ではなくて、「アポ」みたいな…

2歳児の変化

押して反応する絵と反応しない絵があるため、1週間目は、絵がペンに反応しない場合に「こわれちゃったよ、でんち~」と頻回に訴えてスイッチをカチャカチャON,OFFしてました。
2週間目からタッチペンで押せる(音が出ない絵があっても諦める)ようになり、大きな絵を中心に気の向くままにひたすらタッチしてました。
真似して発音したりは下の子もしません。タッチして歌を流して、歌いながら踊ってます。
途切れ途切れ1ヶ月間使用しましたが、かなり細かい所まで押せるようになってきました。
ABCの歌やオリジナル曲も歌えています(2歳なりたてで滑舌は悪いです。)
2歳は語彙数が一気に増える時期ですが、日本語を完璧に覚える前に英語で覚えてしまうことがあり、その場合は日本語を介さずに「絵→英語」で覚えているようです。
他の絵本で、カンガルーを見た時は「ケンゲルー」と教えてくれました…
また、言葉を覚える時期の2歳児は口元を見て、どうやって音を出しているのか理解しているようで、ペンから音を取得するには限界があり、一緒に歌ったり発音したりする親の英語スキルが低いときちんとした発音は出来ないように感じます。
やはりネイティブに習う英会話教室が一番ですね。

よだれが落ち着けば単語メインのものを追加購入予定です。