破水と尿もれと水っぽいオリモノを区別するには…
妊婦ならいつ起きてもおかしくない破水。破水しても気づかないのでは?と、心配になることもありますよね。じょろじょろととめどなくあふれる破水なら気づけるとおもうけれど、高位破水という、子宮の上の方で膜の一部がやぶれて、少しだけ羊水が漏れ出るタイプは特に気づきにくいとか…
それでは、破水と、尿もれと、水っぽいオリモノの特徴をみてみましょう。
破水、尿漏れ、オリモノの一般的な特徴は?
破水(羊水)
- 生臭い臭いがする
- 膜が破れる時に出血を伴っているとピンク色っぽい
- 高位破水以外だととめどなく出続ける
- 自分の意志で止められない
- パチンと膜が破れる音がすることがある
尿もれ
- アンモニア臭、尿臭がする
- 無色~淡黄色
- 咳やくしゃみなどで急に漏れる
- だらだらと出続けない
- 自分の意志で止めることが出来る(?)
オリモノ
- オリモノの臭いがする
- ねばねばしている
- 白っぽい
特徴を知っていても分からない時は…?
特徴を知っていても、そもそもオリモノなんて妊娠する前にほぼ無かったし、尿もれしたことも無いし、くしゃみで尿もれしたのか高位破水したのか、匂ってみてもよく分からないですよね…もちろん、病院に行けば、羊水に反応する試験紙(リトマス紙ではありません)で判定してくれることが多く、医療機関を受診するのが最善ですが、すぐに行ける状態ではないこともありますよね。
その場合の自分での判定方法を考えてみました。
ビタミン剤を飲む
ビタミン剤を飲むと、尿の色が黄色くなります。頻回に尿もれがある場合、ビタミン剤を摂取して尿を着色することで、破水と区別しやすくなります。下着は白を着用するか、ナプキンを使って、色が分かりやすい状態を保つとよりはっきり分かりやすいと思います。
(※絶対的な判定ではありません)
リトマス紙で酸性かアルカリ性かチェックする
リトマス試験紙には、青色リトマス紙と赤色リトマス紙があります。酸性なら青リトマス紙が赤 に変化し、アルカリ性なら赤リトマス紙が青に変化します。
おりものは酸性、羊水はアルカリ性なので、赤リトマス試験紙が青に変色したら破水を疑う事ができます。(※絶対的な判定ではありません)
一方、尿は、基本的には弱酸性です。しかし、尿路感染症、飲み物や食べ物によって、幅広くpHが変化し、アルカリ性になる事もあります。
尿もれと破水を判別する場合には、出てきた液体のリトマス紙の判定結果と、その時の尿のリトマス紙の判定結果を比較して、違いがあるか調べるくらいしか手がありません。
よく分からなければ病院へ…
pH試験薬pH試験紙を使ってみる
リトマス紙の判定ですが、はっきり色が変わる場合はともかく、弱酸性(おそらく尿もれ)などは、意外と分かりにくいんです。リトマス紙の取り扱いにも慣れていないし、破水したかも!と焦っていると、「変わってる??うーん、、、」と悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
そういった時には、ペーハー試験薬が役に立ちます。
ナプキンや尿漏れパッドに一滴垂らすだけではっきりと色が変わり、その色でpHがはっきりと分かるので、色の判定に自信がない方はお試しあれ。
破水かも!と思った時点で病院に行ければベストですが、離島に住んでいたりとか、色んな事情がある方もいると思うので、破水と尿もれと水っぽいオリモノを自分で見分ける方法を書いてみました。運用は自己責任でお願い致します。